Time for Reflection

きままに、きらくに

はじめての転職活動をまとめてみる

遅ればせながら、今回初めて転職活動をしたので、どんな感じだったかをまとめておこう!というエントリ。退職エントリで力尽きてこんなタイミングになってしまった...。

いつ始めたの?

具体的な開始時期は自分自身よくわかって...いない。そもそも、最初は「転職するぞ!」と決断して始めたわけでなく、ここ数年社内に不穏な空気を感じていたのと、「その気が強くないうちから転職活動するといい」と聞いていたし、年齢的なこともあって「市場価値を知るために活動しとこうか」くらいの気持ちでスタートしました。割と強いトリガーになった事件が3月頭にあって活動を決意。*1面談とか本格化したのが6月くらいからかな?活動してるうちに「いやいやいや、無理無理無理!!これはもう転職不可避!!!」って状況になったので結果転職となりました。内定承諾は9月頭。半年はかからなかったですね。

どうやって探したの?

前職ではフルスタックにあれこれやっていたので、スタンダード(?)な転職サービスだと自分にマッチしないことが多そうだなと思っていました。実際、職務経歴書とかに「hogeプロジェクト(期間nヶ月)」とかいう欄があり。そういう感じで働いてきてないんだけども...と。退職エントリには「バックエンドがっつりやってみたい」とか書いてたけれど、基本的に役割を制限されるのがあまり好きではないというか、いろいろやりたいというのがあったので、「バックエンドエンジニア募集!」となっているとあまり興味も湧かず。というか、イメージが全く湧かない!!

加えて、総務とかちょっと変わったキャリアも経ているので、どこに自分の需要があるのか、そもそもあるのか?というのを知りたいと思っていました。これまでのキャリアとかも含めて「いい!」と言ってくれる会社がお互い幸せになれるんだろうな、と思い、知り合いに相談するほか、主に「転職ドラフト」を利用して活動していました。

転職ドラフト

転職ドラフトは、レジュメを書いてドラフトに参加し、企業が年収指定でオファーをしてくれるというサービスです。 job-draft.jp

知り合いの会社のサービスだったので前々から認知はしていたのですが、なんとなく自分にマッチしそうだなと思って利用を始めました。レジュメ審査も厳しいので、これで通ったら割と使い回しができる。とにかく需要を知りたかったので、これまでやったことや自分の価値観などをひたすら書いて、逆に見つけてもらう作戦をとりました。しかしこの作戦が非常に良かった!!

「指名=なにかしら引っかかるポイントがあった」&&「指名理由が必須」なので、マッチ度は結構高かったかな?と思います。自分の軸も当時ふわっとしていたので、1回目はとにかく選り好みせず、指名していただいたところ全ての会社で面談してもらいました。(しんどかった...)ここでなんとなく「いいな」と思ったところと「むむ?」と思ったところを集めていって、自分の価値観をさらにまとめていった形です。

中にはなんとなく指名してきたな...とかレジュメ読んだのかな...、と思うだけならいいんですけど、完全に小馬鹿にしてきた会社もありました。(つらい)(なんで指名してきたの...)逆に読み込んでるところはめっちゃ読み込んできてるし、「もっと知りたい!」とか「ぜひ来て!!!」と言ってくれる会社様とかいて、大層自己肯定感が高まりました。(照)というか、思った以上にたくさん指名していただいて大層自己肯定感が(以下略)

当時、炎上案件が大炎上中(日本語)だったので選考は絞らせてもらって、最終的に2社から内定をいただきました。どちらもマッチ度は非常に高かったように思います。結論から言うと2社とも辞退させていただいたのですが、めちゃめちゃ悩んだし、辞退するのが辛すぎてまじで泣きながらメッセージ送りました。でも今でも飲みに行ったり仲良くさせてもらってるので、これも一種のご縁だなぁと思ってます。ありがたい。

余談ですが、こちらのサービス、採用側はめっちゃ大変なサービスだなと思いました。これを社内で運用できてるところはすごい...。(正直、そっち側はあまりやりたくないと思ってしまいました)

Findyさん

「草生やして転職」でおなじみ?のFindyさん。 findy-code.io

前々から中の人と仲良くさせていただいてて登録はしていたのですが、ほとんど仕事でしかコードを書いてない人間だったので、サービスは全く活用できませんでした。ただ、業界セミナーや個別相談など、転職する際の考え方など学ばせていただいたり、具体的に転職を考えていない数年前からちょくちょく相談にのっていただいていました。ありがたい。

実は今回入社した会社も、数年前にご紹介いただいたことがあったり。当時は転職意欲がなかったので具体的に面談とまではいかなかったのですが、Findyさんの手柄?にしてあげたかったなぁ...と思ってます。(謝りました)

採用をやっていたこともあり、エージェントというかその手の会社にあまりいいイメージを持っていないのですが、Findyさんは会社のバリューにもある通り「誠実」さがあって、人が良い職につけるように!という思考が強く、信頼できる方々だと思います。転職相談とかキャリア相談も受けていらっしゃるみたいなので、ぜひご相談あれ!あとセミナーもいいですよ。めっちゃ勉強になりました。

コミュニティ経由

転職考え中なんです〜という話をして、「面談きて!!」と言われたところにはお伺いしましたが、他経由でいっぱいいっぱいだったというか、なんだかんだ転職ドラフト経由で指名してもらってたので、そんなになかったと記憶してます。本当はTokyuRubyKaigiのLTの最後で「転職先募集中!」ってスライド入れてたんですが、社内の人(上司)がいたので急遽削ったんですよね。(のちにその話をしたら「ショック受けただろうけど別に良かったのに」と言われた。笑)

結局の入社経路は??

と、いろんなこと書いてきたのですが、最終的には転職ドラフトでもなくFindyでもなく知人の会社でもなく、たまたまTwitterでDMがきてそのまま...でした。Twitter転職したいと思ってたけど思ってたのと違う!笑

普段DMは解放しているものの、基本的に「突然のご連絡失礼いたします系メッセージ」はスルーを決めているのですが

  • ちょうど内々定を頂いて決めるか悩んでいた
    • 自分の中でスパッと決めきれないモヤモヤがあった
  • その年、RubyKaigiでスポンサーをしていた会社だった
  • 近松田さんが技術顧問になった...という情報を得た

というのが重なり。(これは追々ちゃんとフィードバックするつもりなんですけど)実は、RubyKaigiのスポンサーセッションでは正直そんなにいい印象を抱かなかったのと、炎上案件が大炎上中(日本語)だったので余裕がなくしばらくお返事せず。ただ、なんとなく気になったので、「最近炎上案件つらいツイートしかしてませんけどなぜ?(意訳)」って投げてみたらRubyが好きそうなので!」「Ruby好きな人と働きたい!」と言われていい気になりました。(単純)

余談ですが、松田さんが「自分に相談なかった!」と仰ってたそうで、ありがた恐縮...というか、私ごときが恐れ多くて相談とかできないですよ?!??!

活動をふりかえって

選考について

今回受けた会社全て、面接っぽい面接はなかったというか、お話しする感じでリラックスして受けられたので本当に良かったです。緊張すると言葉が全く出てこなくなるタイプ...。素の自分を出して「良い!」と言ってもらえるところはマッチ度高いと思う。

良くも悪くも技術的な課題はなかったので助かったなと思ってます。(情けない)明らかに試される形で課題を"その場で"出されると、プチパニック起こして冷静にアウトプットできないので...。頭の回転の速さ、瞬発力のなさが悩み。もっとスキルと自信つけて、そういうのにも堂々と応えられるエンジニアになりたいなとは思います。

あとやっぱり沢山の人に会いたいですね。数人しか会わないとなると、入る時かなり不安です。不安だった。結果的には大丈夫だったけど、たまたまだとも思う。あとね、経営者は絶対に会うべき!!!!!!転職の軸にもよると思うけど。

沢山の会社を訪問させていただいたので、社会勉強にも、"採用"の勉強にもなりました。昔「転職活動もしたことない人間が採用担当するのは〜」なんて思ってましたが、ほんとそうだなと思います。いいところは盗んで、現職でも生かしていきたい!

活動全体について

「具体的に転職を決意する前に活動しとけ」というのはほんと正しいなと思いました。実際あの時初めてなかったら、炎上が大炎上(しつこい)でいつまでも転職できなかったかもしれない。「ブラック企業の人は転職できない」という闇の深淵を垣間見ました...。ほんといいタイミングで活動し始めたなと思います。いや、ちょっと遅かったかもしれない...。

でも実際ちょっと困るのが、「転職意欲があまり高くなくても、対応してくれる会社はその事実を忘れてたりする」ということです。たまに話が噛み合わないというか、急かされて焦る的なところはありました。面談しただけなのに次の選考案内されるとか。まぁ気持ちはわかるので難しいですね。

もう一つ先人の知恵で助けられたのは、「やばい状況の時は判断を間違えやすいから気をつけろ!」でした。辛い状況だと判断が鈍り、「この状況からとにかく脱したい!」といった思考になってしまうそう。今回、炎上案件こなしながら活動していたので、この言葉を常に頭に置いて、「出来るだけ冷静に判断するぞ!!妥協しないぞ!!」という気持ちを保つことを意識しました。

ピーク時はなかなか難しかったですが、最後まで考え抜けたのでよかったかなとは思います。アドバイスいただいた方々、本当にありがとうございました。

あと、長きにわたりキャリア相談に乗っていただいた川鯉さん。(名指し)あの棚卸し活動がなかったら、面談や面接でもっとうまく話せなかったと思う。ありがとうございました!

いやしかし、ほんと仕事しながらの転職活動はしんどいです。特に20:00から面談とか、18:00とか19:00とかに一回面談行って帰宅して夜中までリモートで仕事したりとか...。企業へのメッセージも結構丁寧に返していたのでその辺も大変でした。採用やってた側だからちゃんと辞退の理由とか書いてあげなきゃ...みたいに自分で自分の首絞めてました。もうちょっと手抜いてよかったかもしれない...。でも時間かけてもらった分、ちゃんとお返ししたいなとか思っちゃうんですよね。結局は自己満ですけど。

新しい会社の話

無事に試用期間が終わったら書きます、、多分。

例の

リストを安易に公開したら再配達地獄に陥ったので、今後はもうちょっと考えようと思いました...。沢山の人にお祝いをいただいて、めちゃめちゃ嬉しかったし、頑張らなきゃ!と思えました。ありがとうございました!!お陰様で致死量のビールと戦ってます!!幸せです!!!!!

*1:TokyuRubyKaigiで私の発表を聞いた方はなんとなくお分かりになるかと