震えながらDevLove201「越境ジャーニー」で登壇してきた
安定してちょっと日が開いてしまいました(土下座)
概要
- イベントについて
- 登壇のきっかけ
- 登壇内容
- 内容についての補足
- 登壇してみての感想
- おまけ
イベントについて
devlove.doorkeeper.jp DevLoveコミュニティのコンセプトに 「自分から越境しよう。」 を加えるということで、越境を後押しするような内容を!という趣旨でした。 とりあえず、先にスライドだけ置いときます。
※はじめはSlideShareにアップしたのですが、翌日スマホで見たら一部文字が消えていたのでこちらにアップし直しました(土下座)
登壇のきっかけ
3月のとある日に、安定の?新井さん ( @araratakeshi ) から依頼がありました。カイゼン・ジャーニーのレビュアーをさせていただいていたのもあり「これはいい機会だ〜日程的にも断る理由ないしなー」と(言い聞かせて)お受けしたのですが!発表時にも懇親会でも言った通り、実は 嫌で嫌で夢にも出てくるし発表が終わるまでもう気が気じゃなかった です...(((ω)))
登壇内容
まとめはこの通り。
越境すると世界も広がったりいいこと沢山あるけど、盲目にやり続けると危なくって自分の人生大切にして取捨選択してこ? って感じですかね。(雑)
本当は「うまくいかなかったこと」をもう少し口頭で説明できればよかったのですが、思ったより時間がなかったので触りだけになりました。そもそも残しづらい内容なのでスライドも箇条書きでしか書いてません!気になる方がいらっしゃれば直接聞いてください(((ω)))
補足
質問いただいた内容について
当日お話したことと重複するところもありますが。
人のこと知るってどうしてるの?
「人の性質を知るの大事」ってあったが、どうやってチームメンバーのことを知ろうとしているか。やったことは?
という趣旨だったと思います。いくつかプラクティスを紹介します。
ドラッガー風エクササイズ
devtab.jp こちらは以前、新井さん主導でチーム全員+部長でやりました。 周りの期待がわかる ので自分の認識とのズレに気付けたり、人の考え方を知られたり新しい発見があると思います。
ストレングスファインダー
strengths-labo.com こちらはその人が何を強みとしているかがわかります。こちらも外部の方をお招きしてワークのようなものをしてもらいましたが、 みんなで取り組んで結果を共有し合うだけでも良いと思います。 この人は「回復志向」が強いので「0から1を生み出すことをさせるより、課題を与えた方が良さそう」とか「成長促進」が低いので新人のお世話は別の人にしてもらおうとか、適材適所の世界に少し近づけるかなと。
これに限った話ではないですが、これはどれくらい正直に答えられるか、自分のことをわかっているかという点で多少ブレると思ってます。あと稀みたいですが 強みと弱みを共有することで"やらないこと・やれないこと"を正当化する 人もいるようなので、その点は注意が必要です。
ちなみに私の結果はこちら pupupopo88.hatenablog.com
自分の取扱説明書共有会
こちらは副業(副業とは言っていない)でチームを作る際に
- 得意なこと
- 自分に期待していいこと
- 地雷(こんなことがあると怒る)
の共有をおこなったのですが、これが大層良かったのでアレンジしてみました。 今所属しているチームでは、
- 得意なこと
- 苦手なこと
- 地雷
- 仕事に関する価値観
これらをを 週替わりでがっつり1人1時間共有・質問をする会 をしました。やり方としては、 メモ程度にまとめてもらい共有、その後メンバーから質問 という形です。もちろん、メンバーから「こういうところもあるよね」ってのも言ってもらいました。いわゆる、ジョハリの窓の「盲点の窓」ですね。
自分は「そんなところあったの!?」と驚くケースもあったので、これは本当にやってよかったと思います。人の地雷は避けるようになりましたし。 あとはランチ誘ったり、朝会の時のアイスブレイクなどから感じ取ったり質問したりで少しずつ。
おまけ:これらの手法もいいけれど
手法は他にも沢山あるのですが、 まず大事なのは 「正直に話せる心理的安全性と、ある程度の信頼関係を作ること」 だと思います。また 「自分はあなたのことを知りたい」「お互い気持ちよく仕事ができる環境にしたい」というのを伝えること でしょうか。急に迫ったら引かれちゃうので、 まずは自己開示が必要 だと思っています。
私は「自分はこんな人間で、こういうことでモチベが上がって、こういうことでモチベが下がって、仕事に対してこんな価値観を持っている」というのを、常日頃 仕事している端々で表に出すようにしています。 「うわ〜〜何これつら〜〜刺身タンポポの作業病む〜〜〜これどうにかできませんかね!???」とか「息を吸うように全体最適化を考えてしまう(なんかミサワっぽい)のでこう思っちゃうのですが〜〜どうです?」とか平気で言う。そういうことが言えない状態であれば、そこからテコ入れする必要があるかなと思います。
また、こういうのは言い出すのが難しいと思うのですが、私は以下のような形で進めたように思います。
- チームの節目の振り返りなどでいいタイミングを見計らって
- タイミング大事。やりたいと思ってからだいぶ経ってやったことも。
- 別の場所で実際にやってみて良かったからどう?と提案
- 最近これ話題らしくて良さそうだからどう?と提案
- 上司との面談などで「これやりたい」と提案
- 外の人の力借りて「なんかコーチいらっしゃるんでやりましょ!」って提案
私の登壇(今回のイベントへの参加)、発表スライド等がそのきっかけになれるのであれば嬉しいです!
上の人を説得する方法について
社内でこっそりカイゼン活動を推し進めようとしていると、「何か怪しいことをしている!」と言われる。 また「それがどれくらいお金(=売り上げや経費削減)に繋がるのか」というので詰められる。その場合どうするか。
という趣旨だったかと思います。
ありがたいことに、私は(ご質問者様ほどの)キツイ状況にはあまり遭遇したことがないですが、その場合は 「現状のデータを準備して、説得材料を集めて提示する」「100%うまく行く保証はないけれども、何もやらなかった場合はこんなリスクがあると説明する」 と回答させていただきました。後々思い返してみると似たようなことをやっていたので、もう少しだけ詳しく書いておきます。
- 会社が現状抱えている問題(上層部も実感していそうなこと)を交えた現状
- 世の中の流れ
- 外で実際に収集した情報
- その中で自社に取り入れられそうなことをいくつか
- 実際に何をするか、したいか
というのをまとめて提案したことはあります。自分の時間使って、自分の足で情報取りに行って、めんどくさい文章も書きました...。
ポイントは、 誰かしら(説得したい人が)課題だと思っている部分から攻める という点です。課題意識を持ってもらうことからスタートするケースもあるのですが、だいぶ骨が折れますし時間もかかるので、上手い具合に 喜ばれそうなことと結びつけるのも大事 かなと思います。タイミングや運要素も大きくって、その時ダメでも時間を置いたらすんなりいくこともあります。そんなものです。 気楽に・期待し過ぎずにやりましょう。
あと、誰でもいいので 社内で影響力がある人と繋がっていたり、信頼を得ているとだいぶ動きやすい ですよ。
どこで見切りをつけるのか問題
見切りをつけるのも大事という話だったが、自分はやりすぎてしまう部分があるため見切りをつける判断軸などがあれば。
これは本当に難しい質問でした。後々考えてみると、私の場合は 「やりすぎるとこまでやって、闇落ちしたから限界がわかった。」 のかなと。なんですかね、お酒も記憶なくしてから自分の許容量がわかるじゃないですか?それと一緒だと思います(???)
私が消耗していた時期に「無理しないで」「あなたがそこまでやる必要ないよ」と 何度も何度もSTOPをかけてくれる人がいたのですが、その時は全く受け入れることができませんでした。 「自分が諦めたら終わりだ!」みたいな。目指していた形に全く近づかず、近づく気配もなく、疲れきるところまで疲れて、傷ついて絶望しきって 「こんなことにエネルギーと時間を使う必要はない」と無理やり意識を変えました。 本当はそんな思いをせずに見切りをつけられるのがいいんですが、人によっては難しいかもしれません。
あと、私はおもむろに・不定期に 「自分の価値観」「これからどうしたいか」 というのを書き出すようにしています。自分自身でブレイクダウンしたり、時には人の力を借りて自己理解を深めています。病みかけた時やモヤモヤした時は、
- 自分がそもそも達成したい、やりたいことは何だったか
- 今やっていることはそれらに繋がっているか
- 他の手段(方向性)はないか
といった問いを自身に投げるようにしています。 できるだけ自分と現状を客観的に見てみる んですね。しかし、どうしても意地や思い込みも入ってしまうので、人の力を借りるのがオススメです。この辺の詳細も整理してまとめてみたいなぁ。
余談:自分と会社の結びつきを弱めよう
私は昔、会社と自分・自分のキャリアを強く結びつけて考えていました。今思えば、 「自信もスキルもないため会社にしがみつくことしかできなかった」 というのが大きな理由だったのかなと。だから 「この会社がこの先生きのこるためには=私がこの先生きのこるためには」 という構造が出来上がっていたんですね。
「会社を守ることが使命ではない。その役割は別にいる。ただのいちエンジニア・平社員がそこまで責任を持つ必要はない。それだけの給料ももらっていない。」 積極的に越境していたり、必要以上に責任感の強い人は、 これくらいの気概でやらないと無駄に消耗すると思います。いつまで務めるかもわからない会社・閉じた世界だけで考えるのではなく、 一生付き合って行く自分への投資を最優先に考えるのが良いと思います。 一番は「自分がやりたいこと・得意なこと」と「会社が求めていること」がマッチするのがいいのですがね...。
登壇してみての感想
最初に用意した 渾身のボケに対するオチスライドが謎のトラブルにより表示されない という展開になってしまい、冒頭からかなり焦りました(((-ω-))) しかし会場の方々が優しく、暖かく見守ったり「ある意味持ってる!!」なんて言ってくださったので、心折れずに最後まで話ができました。ありがとうございました(涙) また同じような機会があったら、ちゃんと通しで表示されるかチェックします!!!
40分長いなーと思っていたのですが、当時の闇の話とか言葉で補足していたら意外と時間が経って1分オーバーくらいでした。 初めて&ぶっつけ本番にしては出来すぎだと思います。 少しだけ自信になりました。
あと、今回の登壇きっかけでありがたいお話をいくつかいただいたり、懇親会やらで「個人的MVP」に選んでくれる方もいらっしゃったので嬉しかったです。登壇前は 「一人、一人でいいから誰かのフックになれれば十分!満点!!」 と言い聞かせてやったのですが、その目的は達成できたので自分を褒めてあげたいと思います。
ただ、他の方が話した内容に比べれば「内容薄いなぁ、説得力がないなぁ」というのを感じたので、もう少し自分がやってきたことを整理する必要があるなと感じました。私はその時その時で「なんとなくこうした方が良さそう」という感覚で行動していていると思っていたのですが、多分 何かしらの思考プロセスを経てその考えが浮かんでいるはず なので、それを言語化できたらより人の越境を後押しできるんじゃないかなーと。やってきましょうね。
おまけ
他の登壇者の方ごめんなさい
市谷さんによるイベントの説明と新井さんの講演を聞いたら、急遽スライドに手を入れたくなったのと、人のセッション聞いたら更に自信がなくなりどうにかなりそうだったので 「完全に自分の登壇に集中する」 ことに振り切りました。残念なのと罪悪感がありましたが、終わってみるとその判断は間違ってなかったなと思います。笑
スライドにやたら出てくるアレ
私は「頭のわるい人」で話題になった画像が個人的に大好きでですね。会社のSlackのカスタム絵文字にもありますし、よくわからなかったときとか質問するときはよくあの絵文字を使うんですね。で、ある日Twitterにあの元の画像を投げたら なんて言われたもんだから、ノリで画像を作ってしまったんですね。
今回のスライドを作っている時に「これ使えるのでは!?」と思い立ち、 気づいたら乱用してました。 追い込まれて変なテンションになってたんです。はい。懇親会でとある方に「左側にいたあの画像しか記憶にない...w」と言われてしまったので、ちょっと使いすぎたなと思いました ...(^ω^)
黄色いスライムくん
あの子好きだったのにAndroidのバージョンあげたらあの子じゃなくなるのね.....悲しみ。