Time for Reflection

きままに、きらくに

Strengths Finderの結果を今さら公開する

ちょっと前にStrengths Finderの結果を晒すのが若干流行っていたので、「自分もやろ〜」と思ってから早数週間。テスト自体は1年前に実施。

Strengths Finder とは

自分の“強み”を見つけるためのWebテスト。一番安いコースだと、34個の資質のなかからその人の上位5つの順位を教えてくれます。(後からでも課金すれば全順位見られます)

ちなみにアクセスコードが付いているこちらの本、最近新版が出たらしいです。 https://www.amazon.co.jp/dp/4532321433/www.amazon.co.jp

結果

上位5つは以下の通り。

  • 回復思考
  • 成長促進
  • 共感性
  • 責任感
  • アレンジ

回復思考

「回復志向」の才能が強い人は、問題を解決するのが好きです。新たな困難に遭遇するとうろたえる人もいますが、「回復志向」の持ち主はそれを力に変えます。状況を分析し、何が悪いのかを突き止め、解決策を見つけ出すという挑戦を楽しみます。彼らは問題を修正したり、活気を取り戻すことによって、物事を正常化させることを好みます。つまり、彼らは問題が発生しているときに勇気と創造力をもたらすのです。

「回復志向」の才能の強い人は、日々の問題に解決志向で取り組みます。彼らは他の人が「救いようがない」と信じているプロジェクトを喜んで引き受けます。状況を分析し、考えられる欠点を特定し、必要な修正を行うことができます。

成長促進

「成長促進」の才能の持ち主は、他の人が持つ潜在的な可能性を見抜きます。良い方向へと変化、成長、発展する能力を自然と見出します。こうした理由から、彼らは人に惹きつけられます。他の人の成長に携わることは、彼らにとって最高の経験の1つなのです。相手を挑発する方法を探します。彼らは人々を伸ばし、成長を助け、成功を体験させるような興味深い経験を考案します。その間ずっと成長の兆候を探しています。学習して身につけたか改められた新しい行動、技能のちょっとした向上、卓越性の芽生え、以前なら一つ一つ意識しながらやっていたことが自然に淀みなくできるようになる、そんなサインを待ち構えています。他の人に現れるこれらの成長の兆候は、「成長促進」の才能の持ち主にとって原動力であり、満足感を与えてくれます。

「成長促進」の才能の持ち主は、他人の潜在能力や段階的な進歩を見抜き、その成長促進に積極的に投資します。彼らの助けや励ましは、周囲の人を学ばせ、成長させ、向上させます。その結果、彼らのグループは豊富な人材を育て、個人とチームをさらなる成功へと導くことができます。

共感性

「共感性」の才能が強い人は、周囲の人の感情を察することができます。彼らが感じていることを、まるで自分自身の気持ちであるかのように感じることができます。本能的に彼らの眼で世の中を見ることができ、彼らの見方を理解できるのです。人々の痛みや喜びを、時としてそれが表に現れる前に感じ取ります。この本能的な能力は素晴らしい力を持っています。言葉に発せられない問いかけを感じ、その人が何を必要としているかを理解します。他の人が言葉を探して苦労しているとき、彼らは適切な言葉を適切な言い方で自然に発することができます。その結果、相手が自分の感情を外や自分に向かってうまく言い表せるように手助けできます。相手の感情を言葉にする手助けができるのです。

「共感性」の才能が強い人は、深い感情で人との関係を構築し形成することができます。周囲の人は理解されていると感じ、彼らと一緒にいたいと思うようになります。相手の感情を理解するといる生来の能力が、安心感と安定感を与えます。

責任感

「責任感」の才能の強い人は、一度やると言ったことは、事の大きさに関わらず、必ず実行する精神の持ち主で、完了するまでそれをやり遂げなければならないという気持ちになります。彼らは約束を守ります。人を失望させず、自分の責任をすべて果たし、約束を守るために一生懸命努力します。彼らの誠実さ、物事を正しく行おうとする意欲、非の打ちどころのない倫理観が相まって、「絶対的に信頼できる人」という評判を生み出すのです。

彼らの天賦の才能である強い「責任感」は、約束した物事に対する献身や当事者意識から生じるものです。彼らは有言実行し、周りの人にとっても信頼して頼ることができる人です。

アレンジ

「アレンジ」の才能の持ち主は指揮者です。たくさんの要素を含む複雑な状況に直面すると、「アレンジ」の才能が強い人は最も生産性の高い組み合わせで可変要素をアレンジしたと確信するまで、何度も並べ替えを繰り返し、全ての要素を自分で管理することを楽しみます。旅行の直前に、急にもっと割安な運賃が利用できることになって予定を変更する場合でも、新しいプロジェクトを成功させるために人材と資源の適切な組み合わせをじっくり考える場合でも、彼らは柔軟性を効果的に発揮するという点で素晴らしいお手本となります。単純なことから複雑なことまで、彼らは常に最善の「構成」を探します。変化の激しい状況でこそ、彼らは本領を発揮します。予期せぬ事態に直面すると、混乱の中に飛び込み、新しい道を模索し、新たなパートナーシップを見つけ出します。結局のところ、もっと良い方法があるかもしれないと思うからです。

「アレンジ」の才能の持ち主は、生まれつき人や資源を調整して効率性を最大限に高める能力があります

結果について

私をよく知っている人にも「そのままだね」と言われるし、確かに自分の思考・行動原理を考えてみると大体この辺に繋がっている。昔から「なんでこんなにつまらない・わかりにくい授業をするんだ…」とか思ったり、一度決めたらやりきってるし、やることやらない人にはイライラしてたし。今改めて全順位を見ても「あー、この前のアレはここから来てるのか」なんて思えるから面白い。 入社前の自分と比較とかできたらもっと面白そうなんだけどな。「成長促進」と「責任感」は昔から強かった気がするけれど、「共感性」は3番目って程ではかったんじゃないかと。あと「回復思考」と「アレンジ」はエンジニアリング、アジャイルとの出会い、エンジニアとの接点、から得たものが結構多い気がする。

おまけ

ちなみにこれを紹介してくださったY!の川鯉さんによると、6,7番目くらいまでなら意識してもいいということだったのでそちらも。

個別化

「個別化」の才能の強い人は、一人一人のユニークな個性に興味をそそられ、それを理解します。人を一般化することに我慢できず、個人個人の違いに注目します。彼らは本能的に個々の人の性格、動機、考え方、関係の築き方に注目します。他の人の強みをとても鋭く観察する人なので、一人ひとりの最も良いところを引き出すことができます。この「個別化」という才能は、彼らが生産性の高いチームを作るときにも役立ちます。完璧なチームを作るに当たり、チームの「組織構造」や「作業手順」に着目する人もいますが、優秀なチーム作りの秘訣は、各自が得意なことを十分にできるような、強みに基づく配役であるということを彼らは本能的に知っています。

「個別化」の才能の強い人は、一人一人のユニークな個性に築き、それを認め、相手によってアプローチを変えることができます。映画の配役担当者のように、彼らは人々に対する理解力を使って最適な場所に配置します。これによりチームに相乗効果が生まれ、より楽しい経験と高い効率性が実現します。

原点思考

物の見方や背景は、「原点思考」の才能が高い人々にとって重要です。彼らは回顧的な視点にこそ答えがあると信じているため、それを重視します。現在を理解するために、過去を振り返ります。彼らは方向付けの原型を過去から読み取ることができます。過去に蒔かれた種を理解しているために、自然と将来をよく見通すことができるようになります。「原点思考」の強い人は、過去の出来事から派生するパターンが見えないとき、方向性を見失ったように感じることがあります。周りの人は、特定の状況の歴史を理解しようと努力する彼らを見てイライラするかもしれません。しかし、最終的にはこの歴史的背景が彼らの意思決定に自信を与えます。

車のバックミラーを確認することは、安全運転に欠かせません。運転手は後ろで起こっている出来事について常に最新情報が得られるからです。同様に、「原点思考」が天賦の才能である人々は、過去と未来を結び付けるリンクを理解するユニークな能力を持っています。

結果を受けてから

それまではとにかく自分に自信がなくて「何の取り柄もない」と思っていたけれど、これを受けてからだいぶ認識が変わった。具体的に数字がでなくて順番だけがわかるっていうのもミソだと思う。ただ、"受けただけ"だともったいないので、絶対に受けた結果をいろんな人と見せ合って対話した方がいい。(当時はチーム全員でおこなって、知見が多い川鯉さんに解説してもらいつつワークをしていただきました。)特に自信がない人は利害関係者以外で自分と異なるストレングスを持っている人と話すことをオススメしたい。できれば真逆くらいの方がより良い。

任天堂の岩田さんが生前仰ってた*1ように、得意なことって自分が意識しないでやっている(やれている)ことが多いんですよね。そういうことをなんとなく知ってても、実際に対話していく中で「自分は超意識して頑張らないとそういう行動ができない」だとか「そういう思考を持ったことがない」「自分はその場合こう考える」とか言われると結構ビックリしたし。

また2年後とか4年後とかにやってみたいな。

*1:自分の労力の割に周りの人がすごくありがたがってくれたり,喜んでくれたりすることってあるじゃないですか。要するにね,「それがその人の得意な仕事なんだ」って話で。>ドワンゴ川上量生氏との対談企画「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」より