Time for Reflection

きままに、きらくに

RubyKaigi2019でヘルパーをやったらRubyistがもっと好きになった話

今年は(も)書きたい事多すぎてどうしよう。ということでカテゴリ?毎に分けたいと思います。(いつ書き終わるのか) こちらはヘルパーやったよver。

私について少し

前提を知らないとなんのことやら、なので少しだけ。 転校やらなんやらはしつつ、生まれが福岡(母の実家だった)で、育ちも九州です。九州大好き。 場所と日程にテンション上がりまくった様子は昨年のブログ(最後)を参照。 pupupopo88.hatenablog.com (今見ても思い出して泣ける。自己満でも残すの大事...。)

ヘルパーやるきっかけ

今年はヘルパーもやりたいし、自費で行こうかと思っていたのだけれども、リーダーから 「会社の金で!他の人も行けなくなるから。」 みたいな話がありました。実際他の人も行くみたいな話があったし、その意見には共感できたので、会社のお金で行くことに。一応リーダーに相談したら「ヘルパーやってもいい」とは言われていたのですが、まぁリーダーはいいんですよ...理解があるn(おっと誰か来たぞ

ヘルパー募集のツイートを見たときは「やりたいけど...。会社の出張扱いだし...。」と諦めていたのですが、締め切り直前くらいにこんなツイートが。

私自身、初めてのRubyKaigiは2015年の築地で、その時はヘルパーとしての参加だったんですね。私の場合、あのときはまだ総務で自分の将来も悩んでいて 「技術では無理だけど、何かしらRubyコミュニティに貢献したい」という気持ちが強すぎたので、それでもよかった。でも多分この方は違う。気持ちはわかるけれどセッションも楽しんでもらいたい。どうしたものかと。

で、元ツイを追ってみると松田さんも同感していたので、ちょっと突っ込んでみます。

と、なんやかんやで応募し、結局ヘルパーやることに。

顔合わせ会

ヘルパーになった人はRubyKaigiのSlackのゲストとしてチャンネルに招待されました。すごい!前はこんなのなかった!!あと、顔合わせ会もありました。もちろんみなさん生活拠点がバラバラなので全員とはいかなかったのですが、東京組と福岡組でそれぞれやりました。ごはん...美味しかったです...ありがとうございます。

この会でオーガナイザーの話を聞いていたら、一気に「会社が〜」とかどうでもよくなります。怒られたらそんときはそんときだ。

前回は知ってる人もほぼいなかった中、当日朝まで誰がいるのか、何をやるのか知らずに不安だったので、これはありがたいなぁ〜〜と。

実際どうだったの?

前日準備

本当は前日にも準備があったのですが、親戚に会いに行く予定があったので参加できず。(ヘルパー申し込み時に選択できました&選考には関係ないとのこと) ただ、後から思えば事前に会場入りしてある程度構造を把握しといた方がよかったと思いました...。当日あまりにも把握してなさすぎて困ること多数。事前に会場図は共有されたのですが、やっぱり地図と実際回るのでは全然違う。(地図読めないマンだし...)

初日受付

初日は朝8:00に集合。朝8:00!!ここで初めて分担表が渡されます。私は案の定、Keynote前までは受付、そのあとはメインホール張り付き。トランシーバーも着用します。今年から電話回線(?)を使用するタイプのトランシーバーになり、どんなに離れていても通話ができるようになったとのこと。これはすごい!これのおかげで川端商店街から指示飛んで来たりとか、かなり便利だったように思います。ここでもまた「改善されてるな〜」と感動。

受付の仕事としては、DoorKeeperのバーコードを出してもらって、それを専用のアプリで読み取る。 学生チケットの人は別途学生証提示してもらったり。スピーカーコミッターは個別にチェック。スポンサーチケットはまた別のアプリを使っていました。私は、一般受付をやっていたのですが、スポンサー受付が混み合ったらヘルプして、落ち着いたら一般の方に戻って、と割と臨機応変に動いていたように思います。

ネームカードを渡すのが結構手間取ってしまうので、あらかじめ渡すものをまとめておくとスムーズでした。これは過去の経験から得た知見で、受付の開始時間は押してしまったものの、そこそこスムーズにできたかなとは思います。ただし英語は、本当に、すまない...。でもみんな優しい...。

メインホール張り付き

受付が落ち着いたあとは、メインホールに向かいます。分担表に書かれていた役割は以下の通り。

  • スピーカー見つけてくる
  • 会場見回り
  • 立ち見の誘導
  • 入り口扉の管理
  • トラブル時の会場係との連携

メインホール付近でうろうろしていると松田さんに会ったので「実際のところ何するのかよくわかってない... 」と尋ね、教えてもらいます。舞台裏案内してもらったり、いろいろお話を聞く。そして「ここがカンファレンスの中心なのでここが守れれば大丈夫です。」と言われる。守る!?ここで変なプレッシャーを感じてしまったマン。

「ちなみにスピーカーの人には何時にここに来てくださいとか連絡いってるんですか?」と聞くと「言ってないですがだいたいみんな来てくれます」と言われ、「すごいBe Lazy!!!!!」と感動しました。これだけの規模のカンファレンス、少ない人数での運営、やることやらないことのバランス感覚がすごいなと思ったし、自己組織化できてるすごい!信頼関係!って思いました。(感受性豊か)

大変だったこと

メインホールの張り付きなんですが、会場の構造的な面で苦労することがありました。 まず、ステージが2階で客席が3階。だいたい舞台裏でスタンバることが多かったのですが、そこから客席に回るには舞台裏をグルーっと遠回りして階段登って入らなきゃいけない。(エスカレーター使うとさらに遠回り)多分、普通に歩いたら3分はかかります。ドアの開け閉めがあるので、唐突にセッションが終わると「うわーっ!!」って急ぐことになる。(でも走らない!)で、だいたい一人で両ドア扱ってたので、うまい具合に振る舞えず、ちょっとご不便をおかけしたこともありました。申し訳ない。というか扉重すぎでは...。(非力すぎ)

あとは導線。参加された方はわかると思うのですが、片方の出入り口がめちゃめちゃ混む。それはそれは混む!舞台上から見たら席に余裕があるのに、座れなくなる人多発。途中から工夫して、混み合うセッションは「奥から入って〜」とか「詰めて座って〜」とかめちゃめちゃアナウンスしてました。それでも手前側が詰まる。「こりゃダメだ!」と思って、最終的には混み合う側の入口外で「逆側に回ってください〜」とかやってました。

と、やっていたら全然セッションは聞けませんでした...。あと、トランシーバーから何か聞こえると思考が途切れるのでそれも大きかったです。途中から「セッションはまた動画で見ればいい!」と開き直ったので別によかったのですが、扉外で「向こう側に回ってくださ〜い!」とやってる際に、中から大爆笑が聞こえた時はとてつもなく悲しかったです。笑

あと、鈍臭いのでこんなこともありました。

これ結構派手な音したんですが、なんかいまだに若干痛いんですよね...(4/30現在)これはヒビでもいったかもしれない。大型連休...。病院...。労災きくかな()

Rubyistは優しい

なんか文句を垂れ流したみたいになっているのですが、実のところ本当に言いたいのはオーガナイザーやスタッフはもっと大変だぞ!というのと、Rubyistみんな優しすぎだろ!!ってことです。当日のヘルパーでもそこそこなのに、場所選定から企画やらサイトの運営やらスポンサーやスピーカーとのやりとりやら、ネットワークやら、私が把握できる限りでも大変な作業です。ほんと頭が上がらないです。感謝しかない...。 同じように感謝されてていいのかと恐縮するくらい。

あとは参加者。知っている人、知らない人、日本人だけでなく、海外の方も「スタッフありがとう!いいカンファレンスだった!」と声をかけてくれる。優しい...。あと、普通「席詰めてください!」とか「逆側に回ってください!」とか言うと嫌な顔する人とかいても良さそうなのに、とにかくみんな協力的。みんな大移動ですよ。事情がある方は「この後すぐ出ないといけないのですみません><」とか断ってくれる。

あんまりしつこいもんだから「前から座りますね〜!」と自分から言ってくれる人、「コミッターガン見できる一番前がオススメです!」とか言うと「う〜ん流石一番前は...でも前の方に座りますね!」とか言ってくれたり。これ、知り合いじゃなくてもですよ。すごい。優しすぎ...。はぁ...Rubyistなんなの...好き...尊い...。ってなりました。

ゴミの放置も多分、少ない方だとは思います。他のイベントとかやったことないけど。あと会場把握してなさすぎて〜って話なんですが、作業中や移動中、スポンサーさんや参加者に突然呼び止められて「○○ってどこですか?」と言われることが結構あるんですね。トランシーバーとかで聞くこともできるのですが、若干テンパってる様子を感じ取ってか「あっ、大丈夫です!さっき聞いた方にもう一度聞いてきます!」と言ってくれたり。「確かあっちです!」と100%の自信がないまま伝えてしまったけれど、その後お会いした時に「さっき教えてもらったところ合ってましたよ!ありがとうございます!」って言ってくれたり。すごい。優しすぎ...。はぁ...Rubyistなんなの...好き...尊い...。ってなりました。(大事なことなので) あと、扉の解放が間に合ってなかった時に、やってくれようとしてくれた人もいました。落し物も届けてくれる。優しさ。

普通、普通ですよ?普通って言うと普通警察が現れそうですが、スタッフが「多分あっちです!」とか、「わからない」って言ってですね、にこやかに「大丈夫です〜!」とか言います?「は?スタッフなんだからそれくらい把握しとけよ!」とか「国際カンファレンスなんだから英語喋れろ!」とか怒る人いない。全くいない。すごいと思う。

大変なことだけじゃないよ

私は不器用+早々に開き直ったのでうまく立ち回れなかったのですが、ヘルパーの方にはセッション結構聞けたという人もいましたし、「どんどん行ってね!」とみなさん声がけしてくださっていたので、参加者としても十分楽しむことができると思います。あと、役得も結構あります...!スタッフTシャツ二枚もらえたの嬉しい。

また、達成感とかうまく言葉にできない繋がりができます。私が初めてヘルパーをやった時もRubyコミュニティ歴が浅かったのですが、これきっかけでいろんな人と繋がりました。海外の方とも関わりやすく?なります。英語できないのに。

最終日、こんな嬉しい気遣いもありました...。

あと、細かいんですけど、トランシーバーから聞こえてくる内容が地味に面白かったり。「誰々がいませ〜ん」とか、「見つけたら捕まえて!」とか、なんでこの人たち額縁探してるんだろうと思ったらclosingで「なるほどな〜」とか。笑 でも気を付けないと変な人認定されます。

終わりに

こうまとめていると、そういえばエスカレーターの仕様バグを踏んだなぁ〜とか、八女茶だけは飲みに行けばよかったなぁ〜とか、いろいろ思い出されて懐かしくなっちゃいますね。(まだそんな経ってない)

とにかくみなさんに楽しんでもらえたようで、私は胸いっぱいです。ありがとうございました!オーガナイザーをはじめ、スタッフ・ヘルパーの皆様もありがとうございました。いろいろ助け合ったり、前やった時よりもいろいろ改善されていて、よりTeam感を感じられて楽しかったです。ヘルパー含めオンラインでKPTしたり。すごい、進化してる。自分も2015年時に比べればいろいろ動き回れたかな、とは思っているけれど、次やる時は更に活躍?成長?するぞ!

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(写真こちらから頂きました!どの写真も素敵...ありがとうございます!)

Slack抜けるだけで感傷に浸っちゃうくらいでした。また何かやりたい。

おまけ

集合大成功

なんと、3日間、朝遅れず、集合成功した!!!!!!! 遅刻できない!!と不安なのもあって会期中はそんなお酒飲まなかったですね。

というのも、2015年にヘルパーをやった初日、集合時間を間違える事案があり。あの時はめちゃめちゃ落ち込んだ...。 で、2日目は前日のESM Drinkupで大爆死して起きられないという事態。風呂場で死にかけた上、お酒が原因で朝寝坊みたいな失態は人生初めてで、クソ真面目に生きてきた自負のあった(当時の)自分は、ショックでしばらく立ち直れなかったなぁと。

rubykaigi.org

でも、これがあったからギリギリのところでお酒をセーブする力を手に入れたのです...だからいいんだ...。

事案起こしかけた

こういうの、気付いちゃうタイプなんですね。特にスポンサーさんがいろんな角度から撮影されていたので、後から見てちょっと恥ずかしくなっちゃうかな、とかとか。瞬で思っちゃうのです。(今思うと、後から写真見て「フフッ...裏返ってる...カワイイ」でもいい気はしてきた) この時はスッと直したのだけれども、直してる時に「あれ、今、私、Matzのフード直してる!?」って変に緊張するっていう。そして落ち着いた後に「あれ?あれはよかったのか...」と。

結果は松本さんが優しかったので事案(?)にならずに済みました。その後物理でお会いした時も「あ〜さっきは〜」って声をかけて下さって、はぁ...Rubyのパパなんなの...ますます好き...尊い...。ってなりました(しつこい)

実はその後、とある方も同じくフードが裏返ってたのですが、学んだことを生かして(?)「まず教える」→「手こずってそうだったら許可を得て直す」ってのができました!えらい!!(何が)そんなに神経質になることでもないかもしれないですが、何かの気づきにしてもらえたら幸いです???

ってか、今思うとこのツイートの方がダメかもしれない笑(気まずくなりたくなくって茶化した...)