Time for Reflection

きままに、きらくに

軽い気持ちで #しがないラジオ に出演したら畑に埋まりたくなったお話

先日、Podcastのしがないラジオに出演させていただきました。

------ 2017.12.17 追記 -------

------ 追記ここまで ------

アドベントカレンダーも立っていたので、感想や補足を書いてみます。 ということで しがないラジオAdvent Calendar2017 15日目の記事。

きっかけ

tbpgr.hatenablog.com

こちらの件でてぃーびーさんと調整していたところ、突然「しがないラジオの出演興味ありますか?」と振られて、流れで出演が決定しました。

やってみて

いやーもう、とにかく緊張しまくりました。人に何か伝える、特に「不特定多数に」「話す」のが苦手すぎる、もっというと自分の声が嫌い!笑い方きもい!! それでなぜ受けたし! 考えてみれば、人見知りなのに初対面でいきなりラジオ! なぜ受けたし!!

以下感想ですが、少しでも今後出演される方の参考になれば。

重く考えすぎました

最悪編集が効くとはいえ現実は生放送みたいなもんだよなぁと思ってしまい、「うまくやらなきゃ」とか「間違ったことは言っちゃダメ絶対!」と考えすぎてハードルを上げまくってしまいました。元々地声が低い+緊張したり自信がないとさらに低く・声も小さく・モゴモゴするのに、途中から声も枯れ始めて咳払いも増えて、とにかくお聞き苦しい音声となってしまって申し訳ないです。

「楽しい」がコンセプトのラジオなのになんかめちゃめちゃ暗い。 思っていた以上にひどい!楽しかったんですよ?本当に。もしかしたら、ビールでも一杯引っ掛けていけばよかったのかも(違)

ラジオ難しい

やっぱ音だけの情報って難しいなと思いました。あと、うまく言語化できなかったことや思い出せなかったことを、話が進んでいった後に整理できたとしても訂正ができない というもどかしさがありました。 「わざわざ進行を止めて、それを言ったところでどうなるの?」と考えて「まぁいいか」となり。ただし終わってみると「嘘を言ってしまった」「言えなかった」というモヤモヤが残ってしまったり。だからこそのこのブログなんですが!

あと音だけって情報量がかなり少ないので、「ワントーン高く」「ちょっと大げさ」くらいが良いです。いや、知ってたんですけどね。できなかった&思った以上にひどかった。

パーソナリティーのお二方はほんとすごい。ただただ尊敬です。

補足

せっかくなので、うまく伝えられてなかったことや、うちに秘めたる想いをつらつら書いていきます。

外のイベントに出始めた経緯

正しい参加順番は「Middleman Meetup #1」「よちよち.rb 第0回」「Agile Samurai Base Camp」です。さっそくどうでもいい情報。この辺は個人的に整理していたところだったのですが、急に頭が真っ白になってわからなくなりました。気づいた時には戻せなかった。

何をやってる人か分からなくなる問題

企画っぽいことからインフラからフロントまでやってると、何をやってる人なのか分からなくなるのでは?という話。自分は広くまんべんなく派かなぁと思っているのもあるのですが、総務の時の方がもっとわけがわからなかったというのもあります。

技術的な研修もしてるし、他チームにGitHub講座やったり、採用やったり、夜遅くにトイレの詰まりを解消したり。刺身の上にたんぽぽのせるみたいな仕事をしたり、ブログ書いたり、企業サイト更新したり、コード書いたり。それでいて外部勉強会を開催したり、Rubyとかのコミュニティにいるとわけがわからなくなりましたね。

あと、割と自分は サービス思考&課題解決&全体最適化が好き なので、手段はたくさん持ってた方がいいかなというのはあります。コントロールできる(わかる)範囲は広い方が楽しい・やりやすい。

搾取・便利屋にされるのは避けましょうの話

うまく意図を伝えきれなかったのですが、要するに「自分(のスキル)を安売りしない」ってことです。正直、「やってあげたいな」とか「面白いかも」とか思うのならば、なんでもやればいいと思います。何が後々役に立つか分からないですし、思わぬ形で見返りがあることもあります。

ただ、便利に使おうとしてくる人には安売りをしてはいけません。いいですか、自己犠牲の上に成り立つ関係性は幻想です。便利に使おうとしてくる人には安売りをしてはいけません! 絵が上手い人、アニメーターとかもこういうので問題になってますよね。

悪い奴は使えるだけ使おうとしてきます。こういう奴をのさばらせない為にも、ちゃんと見極めて自己防衛していきましょう。

総務だったことでエンジニア的に嬉しいことないの?の話

個人的にはあまりなかったので返答に困ったのですが、自分は総務の既存の業務をただこなすというより、他の人ができないことをやったり、自分で仕事を考えて実行していたので、特に恩恵が感じられにくかったのでは?と推測しています。ただ、人と職務内容によってはいいこともあると思いますので、いくつか考えられる点を挙げてみます。

電話に慣れる、対外的なやりとりができる

自分は最初の開発部門で電話取ったりかけたり、調整作業もしていたので、そこまで恩恵は感じられず。まぁ、エンジニアに電話とらせるとかナンセンスってのもありますし、電話のやりとり自体機会がなくなっていくとは思いますが、大人の一般的なスキルとして持っていて損ではないと思います。まだしばらく。

契約周りや、労務知識が得られる

これも会社によって、専任・専用の部門が存在するケースもあるのでなんとも言えず。もし機会が多いなら、フリーランスや起業を目指している方は役に立つのではないでしょうか。自分も直接の機会は多くなかったですが、それでも最低限わかってるのは大きいと思います。大人として。

いろんな人がいることを知られる

全社員に関わりがありますし、採用もいろんな人と出会いますし、エンジニアであったら関わらないような人種とも接点があります。すごいです。カルチャーショック・ジェネレーションギャップすごいです。視野が広がるというのはあると思います。

...と、わざわざ異動して得るものでもない感はすごいですが、 もしその会社で長くやりたいと思っているなら 更にメリットはあるかなと思います。社内の細かいところには目が行き届きませんが、内部事情に詳しくなったりCloseな情報が得られるのはかなり大きいと思います。情報を持っているというのは結構強みですよ。

頑張って挙げてみましたが、何より大事なのは 「環境や周りのせいにせず自分の責任で決断・行動すること」 だと思っています。「理不尽だとか嫌だと思ってもとにかくやれ」という話ではなく、与えられた環境を「違う」と決断して別の環境へ行くことも同様です。キャリア理論の有名な話として「計画的偶発性理論」というのもあるので、絶対的なポリシーや確信がなければ一旦一生懸命やってみるのもありだとは思います。

後編がまだ公開されていないので、そちらを聞いてまた追記か別途投稿しようと思います

------ 2017.12.17 追記 -------

アジャイルの話でめっちゃ予防線張ってたの

事前調整で「アジャイルこれまで取り上げてないし、体系的に学んでないのでぜひ!」みたいな話をされて、「正直そんな強い人じゃないんだけど、これ私でいいのかな??」と不安になりすぎた結果です、すみません笑

プラクティスを正しくできているか不安問題

大事なのは「顧客と対話できているか」「本当に必要なものを提供できているのか」「本当にカイゼンできているのか」などなど、アジャイルの本質に添えているかどうかだと思うので、「プラクティスを正しくできているかどうかにこだわる必要はない」と思ってます。ただ最初は教科書通りやってみて、自分たちなりにカスタマイズして行くことが大切ですね。(型を学んでから型を破っていく)

KPTどうなのかなって感想もらいました

https://twitter.com/tbpgr/status/942022665979674624

KPT自体が悪いというわけではなくて、KPTというプラクティスが生きる「適切なチームの段階」や「対象の課題」ってのがあると思っています。慣れると割となぁなぁになってしまうんですよね。ラジオでは「プラクティスの方法もカイゼンしていく」という話をしましたが、もっと言うと「本当にカイゼンしている、チームが成長しているなら、自然に使うプラクティス自体も変わっていく」のではないかなと。

先日チームで「プルリク確認集中Day」ってのをやってみたのですが、これの終わりにはKPTをやりました。これくらい軽いテーマのものだったらKPTとかYWT(やった、わかった、次やる)とかがサクッとできて良いと思います。重いテーマとかだったらKPTで終わらせず、別の課題解決用のフレームワークとか使うのをオススメします。

時間と気力がなくて話さなかった話

ちょっと上の話に繋がるところなのですが、「アジャイルやってます」とか「プラクティスやってます」「カイゼンしてます」という主張に関して。何か前向きに取り組みをしていることは非常にいいことですが、加えて「それ本当にカイゼンできてる?って自問し続ける・俯瞰してみることが大切」って話をしようかなぁと思っていました。が、いろいろ余裕がなくて無理でした...(バタリ

勉強会に行くのが目的でもいいじゃないの話

勉強会(Meetup)に"ただ"行っているから"ただ"偉いって思うのは危険かなとは思いますが、別に「楽しそうだから」とか「イケてるエンジニア気分を味わいたいから」とか「呑みたいから」とか、そんな理由でもいいと思うんですよ。逆に、ただの学習・スキルアップを目的にしたらつらくなります。多分。

私も「このままじゃいけない気がするから」「何か変わりたいから」という考えで、まずは「行くこと」を目的にして行ってました。最初はちょっとつらかったけれど、めげずに続けてよかったなと思っているので、もっと気軽に外に飛び出していいんじゃないかなぁと思います。

------ 追記ここまで ------

終わりに

ちょっとあまりにひどい有り様だったので、もし懲りられずに何か機会をいただけるのであれば「リベンジしたいなぁ」という気持ちはあったりします。学んで、次に活かす、これこそアジャイル!(てきとう)

恥ずかしい思いはしましたが、とてもいい経験になりました。貴重な機会をいただきありがとうございました!これからも応援し続けます!